秋がきたと思え長袖引っ張りだしたと思えば夏の日差し戻ってきたりはっきりとしない天気です
ね。
身体の体調は皆さん大丈夫でしょうか?
焼肉食べて嫌な天気を忘れましょう。
今週の音楽は秋に夜長にぴったりグループです。
94年デビュー&リリースのポーティスヘッドは
ヒップホップ、ブルース、ポップ、ダブ、これらをうまく消化し、
“トリップホップ”などといわれた同じブリストル出身の
マッシブアタックとともに、流行に終わらない説得力を
持ち合わせた音として、すっかり定番化した実力派ユニットだ。
サウンドで際立つのは、切なく繊細なヴォーカル
ダークなメロディー、色気ある音色、ドープなリズム
そして絶妙な空間の使い方、この組み合わせをうまく構成し、
成功を勝ち取った素晴らしいアルバムである
呟くような囁くようなボーカルの繊細さはほの暗い闇の中から呼ぶ声がするようでいて、
日本の幽霊のように暗いじめじめした所(サウンド)の中に潜むような様は、
足のない日本の幽霊のように浮遊感を感じさせてくれる。
そういう意味では電子音楽を用いたエレクトロニカではあるけれども、サイケデリックでもある。
ジャンルを交差した奥行きのある作品だ。
海外産のサウンドでありながらも、私たちに幽霊という日本古来のものを想起させてくれる。
暗い雰囲気を持つ作品ながら奥行きがあり、幽玄ささえ感じる傑作だ。
なんかこの時期に合うんです。